購入のきっかけ
AT&T(ティッカー:T)は、保有する米国株の中でも330株と2026年1月現在ではダントツで数の多い銘柄です。
この銘柄の名前なんか見覚えありませんか?
略さなかったら「American Telephone & Telegraph Company」です。
そうです。日本でいうとNTTですね。
米国株への投資を始めるきっかけとなったとある方がものすごく大量に保有していたので、
とりあえず真似して最初に200株ほど買って、その後も少しずつ買い増して330株になっています。
株価が高くなくて、配当利回りもいいので買いやすかったというのも理由のひとつです。
このへんもNTTと似てますよね。

なぜ一般口座で保有しているのか?
元々特定口座で購入していたのですが、米国株あるあるのスピンオフで一般口座へ払い出されました。
スピンオフとは会社の特定の事業部門又は子会社を切り出して独立させることです。
これが行われると特定口座やNISA口座で保有している株が一般口座に払い出されてしまいます。
Tは2022年にスピンオフがあったのですが、当時は初めてのことで調べたものの正解が分かりませんでした。
スピンオフ前に一度全て売却して、スピンオフ後に買い直す・・ことも考えましたが、
これはスピンオフがある度に同じことをしないといけなくなりそうなのと、
キャピタルゲイン向けの銘柄でもないので一般口座で保有し配当金をもらい続けようと思いました。
スピンオフと同時にWarner Bros. Discovery(WBD)の株もいくつか一般口座に交付されましたが、
無配なのと株価も魅力的ではなかったのですぐ売却しました。
実はスピンオフとなって一般口座に払い出されて以降Tは一切買い増していません。
スピンオフ後に減配したからです。
減配前は利回り7%以上ありましたが今は4.5%くらいです。
と言っても米国株の中では比較的利回り高めを維持してはいます。
平均取得価額は28$くらいだったはずなので、
現在の株価24~26$からすると少しマイナスではありますが、
売却することはないですし、配当はしっかりもらえているのでこのまま保有し続けます。
インカム狙いの投資先としては魅力的
- AT&Tとはどんな企業か
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AT&Tはアメリカの通信インフラを支える巨大企業で、携帯通信・インターネット・光ファイバーなど、生活に欠かせない通信サービスを提供しています。
かつてはメディア事業やエンターテインメント事業にも進出していましたが、現在はそれらを切り離し、通信事業に集中する方向へ舵を切っています。 - 投資対象としての魅力
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AT&Tの最大の魅力は、やはり高い配当利回りです。米国株の中でもトップクラスの利回りを維持しており、インカムゲインを重視する投資家にとっては外せない銘柄です。配当を受け取りながら長期で保有することで、安定した資産形成が期待できます。
また、通信インフラ企業としての強固な事業基盤も魅力です。スマホやインターネットの利用が増え続ける現代において、通信サービスの需要が大きく落ち込むことは考えにくく、安定したキャッシュフローが見込めます。 - 投資時の注意点
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通信業界は競争が激しく、Verizon(VZ)やT-Mobile(TMUS)など強力なライバルが存在します。価格競争や設備投資の負担が業績に影響する可能性はあります。
また、高配当である一方、株価の値上がり益は比較的限定的で、短期で大きなリターンを狙うタイプの銘柄ではありません。あくまで「安定した配当を受け取りながら長期で保有する」スタイルに向いた銘柄です。
参考:Tのスピンオフ
AT&Tは2010年代後半、通信キャリアの成長鈍化に直面していました。
・スマホ普及が飽和
・通信料金競争で利益率が低下
・5G投資で巨額の資金が必要
そこで「通信 × コンテンツ」の垂直統合を狙い、AT&Tは通信企業でありながら2018年に Time Warner を約850億ドル買収しメディア事業に進出しました。
しかしこの戦略はうまくいかず、
・メディア事業はキャッシュフローが不安定
・5G投資の遅れ
・1,700億ドル規模の巨額債務
・Netflix・Disney+ との競争激化
などの問題が顕在化し、「通信に集中しないと沈む」という状況に追い込まれました。
2022年にAT&T は長年抱えていたメディア事業(WarnerMedia)を分離。
WarnerMedia は Discovery と合併し、新会社 Warner Bros. Discovery(WBD) が誕生。
AT&T は通信事業に集中する戦略へ転換し、スピンオフによって430億ドルの現金+負債削減を獲得しました。
その後減配も行って財務改善 → 安定 → 回復の流れができており、
2025年には安定した黒字化を達成、自社株買いの再開も行われています。
