購入のきっかけ
JX金属(5016)は、2026年2月現在でたったの4銘柄しか保有していない日本株の中で初めてIPOで購入した銘柄です。
2025年3月にENEOSグループから分社化されて上場する、しかも非鉄金属企業ってなんだろう?と思いました。
調べてみると半導体用高機能材料、先端金属、リサイクルなどで世界シェアが高いので、
AI関連の需要もありそうと思い、初めてIPOに申し込んでみたら見事当選したので買ってみました。
米国株でJX金属に似た企業は…正直なところないかもしれないですね。
米国企業は得意分野に特化して分社化する傾向があるのですが、JX金属は上流の採掘(製錬)から、超ハイテクな半導体材料(下流)までを垂直統合し、さらにリサイクルまで自社で回すという世界でもかなり稀有な構造で、ここまで一つの会社で全部やっている米国企業はないです。
JX金属は、日本企業特有の「全部入り」を維持したまま、個々の部門で世界トップシェアを維持しているモンスター企業です。
米国株で再現しようとすると、銅の採掘はフリーポートマクモラン(FCX)、半導体の特殊材料はインテグリス(ENTG)、電子基板の特殊素材はロジャーズ(ROG)というように、3社に分散投資してやっと「JX金属1社分」になるようなイメージですね。
個別銘柄は配当目的が多いのですが、この銘柄は珍しく成長目的で保有しています。

キャピタル狙いの投資先としては魅力的
- JX金属とはどんな企業か
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JX金属は元々ENEOSグループの非鉄金属部門として長い歴史を持ち、銅の製錬・加工を中心に、電子材料やリサイクル事業まで幅広く展開しています。特に、スマートフォンや半導体に使われる高純度銅やスパッタリングターゲット材など、世界的に需要が高い高機能材料を供給している点が強みです。
また、近年は脱炭素社会の進展により、EVや再生可能エネルギー向けの銅需要が増加しており、JX金属の事業領域は今後も拡大が期待されています。 - 投資対象としての魅力
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JX金属の魅力は「成長分野に直結した素材供給」と「安定した収益基盤」にあります。
銅は「電気の血管」とも呼ばれ、電気を使うあらゆる製品に必要不可欠です。EVの普及、データセンターの増設、再エネ設備の拡大など、世界的なトレンドが銅需要を押し上げています。JX金属はその銅製錬で国内トップクラスの地位を持ち、世界市場でも重要なプレイヤーです。
同社が強みを持つ電子材料分野は、半導体やスマートフォンの高性能化に伴い需要が増加しています。特にスパッタリングターゲット材は世界的シェアが高く、JX金属の収益を支える柱となっています。
また、リサイクル事業も注目ポイントです。使用済み電子機器からレアメタルを回収する技術を持ち、資源循環型社会に向けた取り組みが評価されています。資源価格の変動リスクを軽減しつつ、安定した供給体制を構築できる点は長期的な強みです。
素材産業の中でも、単なる資源ビジネスではなく戦略素材に特化している点が大きな魅力で、今後のテクノロジー社会を支える重要な存在と言えます。 - 投資時の注意点
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銅価格や金属市況の影響を受けやすい点があります。素材産業である以上、資源価格の変動は業績に直結します。ただし、JX金属は高付加価値製品の比率が高いため、市況の影響をある程度吸収できる体質になりつつあります。
環境規制や資源確保の問題も無視できません。銅鉱山の開発や精錬には環境負荷が伴うため、規制強化がコスト増につながる可能性があります。
