ここ最近の米国株市場は本当に動きが激しいですよね。
「AIバブル」と言えばNVIDIAなどの名前が真っ先に上がりますが、保有銘柄のひとつであるシスコシステムズ(ティッカー:CSCO)はこっそりずっと右肩上がりで株価が上昇していました。
これまで「配当は良いけど、株価の動きは地味だよね……」なんて言われがちだったシスコですが、特に直近の決算発表を経て株価が15%以上も急騰。一気に過去最高値を更新するお祭り騒ぎになっています。

爆上げの引き金:AIインフラ需要の「桁違い」な上方修正
今回の急騰の最大の理由は、現地時間5月14日に発表された第3四半期決算です。業績そのものが市場予想を上回ったのも素晴らしいのですが、投資家を驚かせたのは「AI向けビジネスの圧倒的な成長スピード」でした。
シスコは2026年度のAIインフラ向けの受注見通しを、これまでの50億ドルから一気に90億ドル(約1兆4,000億円近く)へと、ほぼ倍増させる上方修正を発表したんです。
AIのシステムを動かすには、超高速で大量のデータを処理するデータセンターが不可欠。そのデータセンターの「神経網」となるネットワーク機器(スイッチなど)で圧倒的なシェアを持つシスコに、テック大手(ハイパースケーラー)からの注文が文字通り殺到している状態です。
「AIの恩恵を受けるのは半導体メーカーだけじゃない」と、市場の評価が変わったんだと思います。
痛みを伴う「AIシフト」:約4,000人の人員削減
株価が上がったもう一つの(少し皮肉な)要因が、徹底的な構造改革です。
シスコは決算と同時に、全従業員の数%にあたる約4,000人の人員削減を発表しました。これは業績悪化によるリストラではなく、従来のネットワーク事業から「AIとサイバーセキュリティ」という成長分野へ経営資源を集中させるための戦略的なシフトです。
コストを抑えつつ、利益率の高いソフトウェアやAI分野に舵を切るという経営陣の強い覚悟が、機関投資家から「信頼できる」と大歓迎されたようです。
これからシスコ株はどうなる?
これまでシスコは、テック株の中では珍しく「配当利回りが約2%前後ある、大人のディフェンシブ株」という立ち位置でした。
しかし今回の爆上げで、「安定配当をもらいつつ、AIの爆発的な成長も狙えるハイブリッド銘柄」へと変わった印象です。短期的には急騰の反動で少し調整が入る可能性もありますが、中長期的にはデータセンター需要が続く限り、かなり底堅い動きが期待できそうです。
現保有の70株は、この先まだまだ持ち続けたいと思います。

